基本編では,逃亡時,内政時と戦争時のコマンドごとにポイントを掲載しています.
(未執筆)
治水,開墾,開発により,府州を豊かにするコマンド.のはずだが,実際には「他にすることがないからしておくか」的なコマンド.わざわざ奉仕するよりは,休憩したり宴会したりするほうが有意義だろう.府州を豊かにしたいなら,コンピュータに委任してしまうのが一番効率がいい.
好漢のいる府州では自分のいない府州の間どうしで移動や輸送ができるので上手く利用しよう.知力の低い強者に金品の輸送をさせると大量に減ってしまうのだが,なくなった分は一体どこに消えているのだろう?
逃亡はかなりトリッキーなコマンドで,他勢力の府州をショートカットして移動したり,(ねぐらを構えた時にもらえる)小金を集めたりするのに使える.が,以下の使用法のところに挙げた好漢以外で使うことはあまりないと思う.
食料は住民に,金は強者に.
好漢のいる府州では自分のいない府州の強者にも金を与えられるので(減るのは受ける側の強者のいる府州の金),義兄弟とあわせてひと月で2人の強者の忠誠を上げることも可能.戦争直後には特に重要なプロセス.
また,一度に多くの食料(金)を与えるよりも同じ量を分けて与えるほうが結果としての上昇値が大きくなるので,余裕があるなら分けたほうが得策かも(特に食料).
街へ出向いて色々な用事を済ませる.毛皮を買うことってないよなあ.
特に重要なのは繁華街で人物を誘うことだが,人気が高くても相性が悪いとダメなこともあるので,誘う前には必ず可能性を占うようにしよう.断られて人気が下がるのは戦略上だけでなく精神的にもショック.他に義兄弟がいればその人物に誘ってもらうのも一つの手.また,金に余裕があったら何度も噂話を聞いておきたい.仲間になりそうな人物がどこにいるかまでわかるので役に立つ.
武器はいくら買うと武装度が上がるのかいまいちよくわからないが,おおよそ小者100人に対して武器2を買うと1上がるようだ.つまり,小者700人で相場3.5の場合,武装度を50上げるには(700/100)x2x50x3.5でざっと2500くらいの金が必要.
住民から金または鉄を巻き上げる.当然共鳴度が下がる.
鉄を調達し武器を自前で作ることで,武器屋がない府州でも武装度を上げることができる.これはとても便利なので,武器を作れる人物と鉄は常に確保しておくようにしたい.
また,「調達してわざと共鳴度を下げる」というのも常套手段として利用される.高俅領と接している府州では,ある程度共鳴度が高くなると賄賂を要求されるようになる.これを回避するため,(主に鉄を)調達して共鳴度をコントロールする.
府州にいる全員の体力を回復させ,同時に忠誠度を上昇させる.もちろん相応の金は必要.
このコマンドが特に重要なのは戦争後.捕虜にした人物は(多くの場合)体力が0だし忠誠度も低いので,両者が一度に上がるのはとてもお得なのだ(しかも全員).戦争後の府州に金があるなら,まずは「新人歓迎会」を開いておこう.
狩りに出かけて食料や毛皮を取ってくる.腕力や技術,府州の統治者の勇気が高いほうが効果が高いらしい.なお,府州に時々現れる猛獣は退治として別扱いであることから考えると,狩っているのは狐とか野犬とか,なのかな?
狩ってきた食料や毛皮は街で売って換金.食料は住民に施すという使い道もある.奉仕でちまちまと共鳴度を上げるよりも,こちらのほうが手っ取り早い.
「何もしませんよ?」「みな,喜んでいます」
働き過ぎ,戦争直後で体力が著しく減っている,猛獣退治で大怪我をしたなど,とにかく体力を回復させたい時に使う.
ちなみに,何もしなければ体力は毎月5回復する.宴会の場合は10(と忠誠度),そして休養の場合は15.TPOに合わせて使い分けよう.
遠征については戦争編で述べるとして,ここでは「退治」について.
猛獣は狼,豹,虎,熊の4種類で,この順に退治しやすい.現れるのは季節変わりの月(3, 6, 9, 12月)だけで,しかも好漢のいる府州に限られる.退治に成功すると人気が5上昇するが,大怪我する(けど退治する)と3しか上がらず,失敗して強者が死亡すると人気が1下がる.好漢が死ぬことはない.
狼や豹なら,そこそこの腕力と技量がある強者なら素手でも退治できる(相応の体力は必要となる)が,虎や熊は小者がいないと厳しい.ゲーム後半には熊5頭が現れることもある.小者,体力などフル装備の好漢クラスでも大怪我をしかねない.住民には悪いが見て見ぬ振りをするほうが身のためか.
なお,退治すると腕力と技量の経験が50得られる.つまり,2回退治すると腕力と技量が1上がる.
小者を雇ったり,再編成して前線に出す強者に多くの小者を預けたりする.船は造船所がある(または造船能力のある強者がいる)なら,再配備するよりは作ってしまうほうがいいだろう.
このゲームの戦争(遠征)は,強者の質と武装度,訓練度がひじょうに大きな要素となっており,小者の数はそれほど重要ではない.むやみに多くの小者を雇う必要はなく,精鋭に400人ほど預けておけばじゅうぶんである.
訓練度を上げる.
コンピュータに「内政重視」として委任した府州では,小者数は最大になるものの訓練度は15(小者がいるときの最低値)から上げてくれない.そこで,好漢なり義兄弟なりが命令して訓練あるのみ,である.退治には及ばないものの,腕力と技量の経験も上がるので,退治と同様に強者を鍛えるのにも使える.
船または武器を製造する.船を造るには「技量70以上」と「操舵能力」が必要,武器を作るには「技量60以上「知力50以上」と「鉄」が必要.鉄は調達で集める.なお,それぞれの能力がある強者をデータ集の「特殊能力」の項にまとめている.
船にしろ武器にしろ,府州に造船所や武器屋があれば買うのが手っ取り早いが,ない府州も結構多い(特に南方の府州).前線となる府州には,それぞれ製造できる人物を1人くらいは置いておきたい.お勧めは董平,林冲,魯智深あたり.
他勢力と同盟を結んだり他勢力を吸収したりする.
「不戦同盟」では,3年間(より正確には「1月を3回迎えるまで」)の不可侵条約を締結する.特にシナリオ4で李応から宋江に対して,というのが多い使われ方らしいが,個人的には(李応に限らず)不戦同盟ってしたことも受けたこともない.
「塞に迎える」では,相手勢力の強者を全員まとめて仲間にしてしまうことができる.選択できる相手は府州を1か国しか持っていない(または逃亡中の)好漢のみで,かつ受け入れ側の府州に人物を養う余裕がある場合に限られる(たとえば,城数4で現在8人の強者がいる府州の場合,相手は12人以下でなければならない).成否は好漢同士の力関係(人気)や主義による相性で決まる.また,相応の金も必要.
塞に迎えた場合,小者の武装度と訓練度は受け入れ側の武装度と訓練度になる.これを利用して,受け入れ側は(小者10人だけでも)武装度と訓練度を100にしてから小者1000人の勢力を迎えれば,あっと言う間に武装度と訓練度が100の大兵団ができあがる.
強者と義兄弟になったり,他府州の統治方針を決定したりする.
「義兄弟」の契りを交わすと,義兄弟のいる府州でもコマンドを実行することができるようになり,結果的にその人数分だけひと月の行動回数が増える(好漢や他の義兄弟と同じ府州にいる場合は増えない).義兄弟になるためには忠誠度が95以上必要で,精神柱よる相性が大きく影響する.また,最大でも「10-レベル数」人(レベル1なら9人,レベル5なら5人)までしか義兄弟になれない.
「追放」は,要するに解雇.こんなコマンド(と解雇されるような人物)のためにひと月ムダにするのはもったいないので,わざわざ使うこともないだろう.
「交代」は,他府州にいる複数の人物の中からその府州の統治者を選ぶ.「気分を出したい」とか「こんな人物に任せておきたくない」という程度の意味合いしかない.コマンド数には数えられないので,ひと月に何度でも実行可能だし,このコマンドの後に別のコマンドも可能.
「命令」は,他府州の統治方針を決定する.「委任」や「領土拡大」にしておくと,食料も持たずに勝手に空白地に移動してはジリ貧になるというマヌケなことになりやすいので,基本的は「内政重視」にしておくとよいと思う.好漢や義兄弟が移動してコンピュータ統治になった府州はデフォルトでは「委任」になっているので,すぐに「内政重視」に.これもコマンド数には数えられない.
府州や人物の情報を調べる.
自勢力の情報はひと月に何度でも見られる(実行してもコマンド数に数えられない)が,他勢力や空白地の情報を見ると,その月の行動は終わってしまう(ひと月に複数の府州を見ることは可能).「情報を見る前にセーブ」→「情報収集」→「ロードしてやり直し」という手段は卑怯とされるが,ヤリコミやタイムアタックの時には使用してもいいと思う.
情報を見るときにとくに押さえておきたいポイントを知っておくことは重要.たとえば戦争前なら,相手の武装度や妖術使いの有無など.詳しくは別の項(準備中)で.
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